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自由詩(日本語) 『最優秀賞』
「雨音」 (木下誉元(よもと)/女/建国高2年/大阪府)
ふってきた
途端、血の気がさっと引く
嫌だ、嫌だ、耳をふさぐ
どうしたの?
周りの心配の目が
私には非難の目に見える
傘を差したままじゃ 耳がふさげない
地面から傘の裏側から
ひんやりと冷気が襲ってくる
嫌だ、嫌だ、ウォークマンの音量を上げる
けど、雨音は消えない
誰もいないガランとした家
閑とした部屋に飛び込み鍵をかけた
独りぼっち 最大音量の音 枕に伏した頭
そう、ちょうどこんな大雨の夜に
母は家を出た |