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<関東大震災92周年追念式>虐殺矮小化許されぬ…反ヘイトで講演会
 関東大震災(1923年)から92周年の9月1日、東京、神奈川、千葉、埼玉など、首都圏の民団地方本部は、大震災の混乱時に日本軍・警察や各地につくられた自警団などによって虐殺された数千人にのぼる同胞の冥福を祈る追悼式を、各地で開き、あらためて事件の真相の究明を求めるとともに、二度とそのような悲劇を繰りかえさせないとの決意を新たに、排外主義的なヘイトスピーチ(憎悪表現)の根絶に尽力することを誓った。同時に、居住地域の住民として共生共栄社会の構築に継続力を注ぐとともに韓日関係改善へ懸け橋の役割をいっそう強化することを確認した。
 
 東京・港区南麻布の韓国中央会館で営まれた第92周年関東大震災殉難同胞追念式には、柳興洙駐日大使、民団中央本部の朴安淳副団長(呉公太団長代理)、呂健二議長、韓在銀監察委員長ら幹部、民団東京本部の幹部、各支部支団長、婦人会、青年会の幹部をはじめ230人余りが参列した。
 
 東京本部の金昌世副団長は経過報告で「関東大震災時の悲劇は、天災であると同時に人災でもあった。韓国人は虐殺にあっても国がないため抗議はもちろん、事件の調査要求もできなかった」と指摘。「震災後92年、戦後70年の今日もなお、日本国家が真相究明はおろか犠牲者に対する謝罪や補償責任を果たしていない。近年、排外主義の風潮が拡がり、虐殺はなかったかのような、歴史的事実を否定し矮小化しようとする歴史修正主義がはびこっている」と厳しく批判した。
 
 柳大使と朴中央副団長による代表献花の後、金秀吉東京本部団長は追念辞で「我々には、虐殺という歴史的事実を後世に伝え、二度とそのような蛮行が引き起こされないようにすべき使命がある。ヘイトスピーチの根絶は次世代への義務だ」と強調した。参列者は、犠牲者の冥福を祈り献花した。大震災が起きた午前11時58分を期して全員が起立して黙祷を捧げた。
 
 第二部の「講演会」では、『九月、東京の路上で』の著者である加藤直樹氏(フリーライター)の基調講演に続き、同氏と関東大震災朝鮮人虐殺の研究者でもある姜徳相・在日韓人歴史資料館館長(滋賀県立大学名誉教授)との対談が行われた。
 
(2015.9.9 民団新聞)
 
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