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<平昌パラ五輪>脱北者の韓国代表が話題
脱北し韓国代表の夢を果たした崔グァンヒョク
アイスホッケーの崔グァンヒョク選手
アイス売り、列車転落、片足切断…悲惨な北韓逃れ夢果たす

 平昌冬季パラリンピックに出場している脱北者の韓国代表選手が注目を集めている。
 パラアイスホッケー男子の崔グァンヒョク(31)は北韓・咸鏡北道化城郡出身で、1990年代半ばに両親が離婚、脱北してコッチェビ(孤児)となり、各地を転々とするストリートチルドレンとして生活した。

 1994年、彼が7歳の時、両親が離婚してそれぞれ脱北した。その後妹と一緒に祖母に育てられていたが、2年後に祖母が他界した。彼は近くの駅で乗客にアイスクリームを売って生計を立て始めた。

 しかし、彼のアイスクリーム売り生活は長くは続かなかった。アイスクリームボックスを持って駅員の目を避け、列車の屋根や側面にぶら下がって駅と駅の間を行き来していた。

 ある日、飛び降りるタイミングを外し、左足を車輪に引かれた。幸い、近くの病院に運ばれたが、左足は膝の下から切断するしかなかった。当時、北韓の医療環境が劣悪だったからだ。手術で使う麻酔剤もなかった。その後、松葉杖につかまる生活となった。

 崔は「あの激痛は今でも忘れないが、思い出したくない記憶だ」と語る。

 突然、障害者になった彼はすぐに警察のターゲットになった。

 崔は「北韓政府は人民たちは常に健康でたくましいとだけ宣伝する。そのため、私たちのような障害者は非人間的な処遇を受けた」と語る。

 実際、国連が2006年に発表した報告書によると、北韓の障害者は何の罪がなくても政治犯収容所に送られるケースが頻繁だったとなっている。

 一緒に行動していたコッチェビたちも彼を敬遠するようになった。アイスクリームボックスを持てなくなった彼は最終的に彼らに拝み頼んで生活費を恵んでもらった。

 崔は「北韓社会はどこでも階級制となっており、乞食の間でも同じ。障害者はその中でも、最も最低の扱いだ」と述べた。

 そんな悲惨な生活を送る彼に突然、チャンスが訪れた。先に脱北して韓国に住んでいた父がブローカーを通じて、彼を脱北させた。しかし、南での生活になかなか適応できなかった。さらに、父との不和も加わり、不登校が続き、約2年間、ネットカフェを転々としていた。

 そんな彼の心をつかまえたのがパラアイスホッケーだった。高校を卒業した2014年、韓国福祉大学に進学した時に、偶然、教職員の紹介で障害者アイスホッケーを紹介された。その時から、彼の人生は180度変わった。

 「これだ!」とホッケーにのめり込んだ彼に大きな夢ができた。「私が住むこの地で開催されるパラリンピックに絶対出たい」。

 猛練習を重ねた崔選手は国家代表選抜を通過して、夢の太極マークをつける夢を実現した。そして、今年の世界ランキング3位の韓国代表として冬季パラリンピックに出場することになった。

 崔は韓国での過去をふり返り、「多くの脱北者が韓国への定着に適応できず、さまようか悪い道に落ちてしまう」と残念がる。また、「しっかり適応できるというお手本になり、障害者でも韓国で成功できることを見せてあげたい」と語った。

 平昌冬季パラリンピックには北韓代表団が参加しており、彼にとっても格別の意味を持っている。北韓は、2012年kロンドンパラリンピックに参加したことはあるが、冬季大会は今回が初めてだ。

 崔は北韓選手団に注目し、「北韓は障害者が住みにくい国だ。富と権力を持っていない限り、北韓選手がパラリンピックに出場することは不可能に使い」と付け加えた。

 ただ、北韓選手団との出会いについては「私は彼らを見るとうれしいだろうが、彼らは私を見てもうれしいと思わないだろう」とし、「彼らは私を反逆者と見下すだろう」と述べた。

 最後に「脱北者や乞食という修飾語は、つねに私に付いて回るだろう。しかし、それよりは、苦難を乗りこえ、アイスホッケーに燃えている韓国代表選手として記憶されたい」と目を輝かせていた。

 崔は11日、3−2で延長戦勝ちした予選リーグ第2戦となるチェコ戦でパラリンピックデビューを果たした。
(2018.03.15 民団新聞)
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