掲載日 : [2019-04-17] 照会数 : 7153
3・1独立運動を顕彰…福岡で100周年記念し市民と公開セミナー
[ 独立運動の意義を語る3人のパネリストたち ]
【福岡】3・1運動とそれに続く大韓民国臨時政府の樹立100周年を迎え、「記念セミナー」が9日、福岡市内のホテルで開かれた。駐福岡総領事館と民団福岡本部、在日本九州韓国人連合会の3者が共催。約100人が参加した。
まず、九州大学の小野容熙准教授が基調講演。近年の韓日関係の停滞の根底には歴史認識の相違があるとして、「3・1独立運動から100周年の今年は植民地支配に対する韓国側の歴史認識を知るよい機会になる」と見解を述べた。
引き続きパネルディスカッションに移り、尹慶老氏(前漢城大学校総長)と全彰煥氏(九州情報大学教授)がパネリストとして加わった。
尹氏は「3・1運動は3・1革命といっていいほどの価値がある」と強調した。なぜなら、3・1運動の40日後に大韓民国臨時政府の樹立につながり、「植民地帝国時代から平民による民国時代へと変わる革命であった」からだ。
司会進行は民団福岡本部の李相鎬団長が担当した。
(2019.04.17 民団新聞)