光復80周年を迎え、各地の民団本部は8月15日前後に記念式典を開いた。中央式典は中央本部が主催し、東京本部が主管、在外同胞庁が後援して15日に開いた。歴代大統領として初めて李在明大統領が8・15慶祝辞とは別に「在日同胞に向けて特別メッセージ」を贈った。
第80周年光復節中央記念式典が15日、東京・江東区のティアラこうとうで開かれた。中央傘下団体長や東京本部管内の団員ら約1600人が参加し、韓国の「全国のど自慢」を契機にデビューした11歳の歌手、イ・スヨンの愛国歌で始まった。
東京本部の呉永錫団長は「今年は光復80周年、韓日国交正常化60周年の歴史的な意義をもつ年だ。民団の使命は諸先輩らの貴重な経験と伝統を守りながら、新たに日本に定住した世代や若い世代にその価値を伝え、共に新しい時代を切り開いていくことだ」と開会辞を述べた。
李在明大統領は慶祝辞(金壯炫駐日大使代理代読)で「日本は庭を共有する隣人であり、わが国の経済発展に切り離せない重要なパートナーだ。両国が信頼を基盤に未来のために協力すれば、超格差、AI時代の挑戦も共に乗り越えていくことができるだろう。国民主権の光が消えない国に共に進んでいこう」と呼びかけた。
李大統領就任式に出席するため訪韓中の中央本部金利中団長に代わり、金成日副団長が慶祝辞で「現在、世界では排外主義やヘイトスピーチが再び勢いを増して世界平和を脅かす存在になっている。皆が団結すれば大きな力になり、社会を変えていくことができる。それが誇りある民団の原点だ」と強調した。
来賓として公明党の竹谷とし子代表代行、立憲民主党の海江田万里衆議院議員、日本共産党の小池晃書記局長、社会民主党の大椿裕子副党首、日韓親善協会中央会の石井和美理事長らが登壇し、祝辞を述べた。
各党の代表らは「国交正常化60周年、両国は友好関係を築いてきた。極端な排外主義で分断を煽る政党とは一線を画したい」「二国間の交流の豊かさが過去最高の1200人往来を実現した。民団は両国を繋ぐ懸け橋という大きな役割を果たした」「排外主義・極右的な潮流の根底には、過去の侵略戦争と植民地支配に対する無反省がある」などと述べた。
続いて①在日同胞社会の大統合と希望に満ちた未来構築にまい進②組織基盤をより一層強化し、次世代の民族正体性確立に尽力③韓半島の非核化と自由民主主義に立脚した平和統一に寄与④韓日両国の平和と安寧のため友好親善交流の更なる発展に尽力⑤ヘイトスピーチと排外主義の蔓延を阻止し、在日同胞の尊厳と人権を守り、共生社会の実現を期するなどの決議文を東京本部の朴昭男議長が朗読し、満場一致で採択された。
青年会東京本部の郭玹瑀会長の先導で、韓日関係発展と友好増進、韓半島の平和統一により一層尽力しよう‐などのスローガンが斉唱され、会場全体が呼応した。東京本部の金秀吉常任顧問が太極旗を掲げながら万歳三唱し80周年の式典を締めくくった。