掲載日 : [18-06-28] 照会数 : 12649
今年度の運動方針を再確認 東京本部組織幹部研修会
[ 民団中央本部呂健二団長 ]
[ 民団中央本部鄭夢周副団長 ]
[ 民団中央本部徐元喆事務総長 ]
東京本部組織幹部研修会(在日同胞社会リーダーフォーラム)が6月27日、都内で開かれた。在外同胞財団と民主平和統一諮問会議日本東部協議会が後援し、管内の支部幹部ら130余人が戸別訪問など、今年度の運動方針を再確認した。
金秀吉団長は開会辞で「民団は72年の歴史の中で様々な政治的困難を乗り越えてきた。宣言・綱領・規約を順守したからだ。南北関係が流動的だが、右往左往せず、原理原則を守り、前進していこう」と呼びかけた。
中央本部の呂健二団長は「南北首脳会談、北・米首脳会談を通じて戦争の危機は避けられた。緊張緩和に努めてきた韓国政府に敬意を表する。今後、核放棄と民主化によって、北韓の人々が自由にのびのびと暮らせる社会を望む」と述べた上で、「在日同胞の生活を守り、外国人市民として生きる共生社会構築のために民団は韓日親善の懸け橋になる。南北関係については、中央の方針に従い全国組織が冷静に対応していく」と共通認識の深化を図った。
基調講演は「内外情勢と民団の役割」をテーマに、鄭夢周副団長が「自由・民主主義・市場経済・人権を土台にした祖国の平和統一を視野に入れ、過去の朝総連との和合・交流を総括した上で在日同胞社会の和合を模索する。また、日本の地域住民として多文化共生社会を構築しよう」と強調した。
徐元喆事務総長は「民団組織の理念と歴史の再検証」について、民団創団時の第1次宣言から綱領に「日本地域社会の発展に期する」という一項を加えた2012年の第7次宣言までを解説しながら「民団には70年以上の歴史がある。守るべき伝統は守り、時代の要請に応じて変えるべきものは変えていこう」と訴えた。
李清鍵組織局長は「戸別訪問によって、団員の顔が見える民団組織に変えていく。質と量を兼ね備えた正確な名簿づくりに集中しよう」と幹部らに働きかけた。