掲載日 : [18-10-25] 照会数 : 12297
アイデアと根気でアピール 婦人会東京作品展
[ 婦人会渋谷支部のペーパークラフト作品を鑑賞する民団東京本部の金秀吉団長 ]
[ 「卵の殻と多肉植物」を出品した婦人会足立支部 ]
[ 作品「和敬清寂」と金昭夫さん ]
婦人会東京本部(李正子会長)の「国際文化作品展示会」が24、25の2日間、東京・港区の韓国中央会館大ホールで開かれた。37回目を迎えた今年は294人が合わせて715点を出品。特に各支部単位で有志が共同制作した作品に力作が目立った。
渋谷支部(高三連会長)は新聞のチラシを小さく切ったピース(8・5×4・5㌢)を一つずつ折って根気よく積み重ね「富士山」や「お城」、フクロウ、鶴といったペーパークラフト作品に仕上げた。使用したピースの数は多いもので数千から数万単位になるという。
足立支部(趙年子会長)は生活廃棄用品を再利用して、意表をつくのが得意。今年は卵の殻に多肉食物を生けた。会員16人の共同作品だ。生卵は割れやすいために200個以上を使用した。観覧者からは「面白い」とアイデアが好評だった。
墨田支部(金美一会長)の韓紙工芸作品15点は会場奥のいちばん目立つ中央に展示された。15人が毎週、支部に集まって力を合わせたという。
女性の作品が目立つなか、民団中央本部生活相談センターの金昭夫所長は「和敬清寂」としたためた掛軸を出品して注目を集めた。これは茶道精神を説く禅語で「思い切りがいい」「筋がいい」と評判になった。また、東京日韓協連合会(保坂三蔵会長)から「国際川柳会」がエスプリの効いた作品15点を出品した。
24日は民団東京本部から三機関任員が参席し、駐日韓国大使館の李讃範総領事、金所長らとともにテープカットを行った。