掲載日 : [18-11-14] 照会数 : 10388
30カ国120人が交流し青年の役割りを探る…東京で民主平統カンファレンス
[ 開会式で挨拶する民主平和統一諮問会議日本地域会議の呉公太副議長 ]
[ 韓半島の平和と統一問題を議論する各国青年委員 ]
[ 慶南大学の金東葉教授による講演(平和統一講演会・名古屋) ]
民主平和統一諮問会議が主催する「2018世界青年委員カンファレンス」が11日までの3日間、東京・港区の韓国中央会館他で開催され、南北関係の専門家による講演や分任討議などを通じて韓半島の平和と統一問題に対する理解を深めた。海外の地域会議・協議会から約30カ国、120人の青年委員が参加した。
同カンファレンスは「平和・繁栄・統一!新しい時代に向けた青年の役割」をテーマに、活動の方向性を共有し、海外同胞との交流、ネットワーク形成を目的に開催され、今年で3回目を迎えた。
10日の開会式には、同会議日本地域会議の呉公太副議長と日本東部協議会の李玉順会長、民団中央本部の呂健二団長、駐日韓国大使館の李讚範総領事、在日本韓国人連合会の具哲会長らが参席した。同会議の黄寅成事務処長による基調講演では、南北首脳会談や北・米首脳会談の経過報告を中心に、韓半島情勢についての正しい理解を求めた。
慶南大学の金東葉教授の講演では、韓半島の非核化と共同繁栄のために韓国に求められる役割として、「仲裁者」「促進者」「牽引者」「保証者(保障者)」としての4つの役割を提示。また、今後は平和を「守る」のではなく、平和を「作る」「築き上げる」必要があり、「小確平」(小さいけれど確かな平和)実現の重要性を訴えた。
白眞勲参議院議員による講演では、在日としての自身の歩みを振り返りながら、「どのように平和を実現するのかを考えるのが政治であり、若者たちにも関心を持ってほしい」と呼びかけた。
11日には、国際基督教大学の徐載晶教授による講演も行われた。
5組に分かれて2日間にわたって進行した分任討議では、各組から今後の活動に向けた様々なアイディアが出された。「青年」だけでなく、「青少年」を対象としたカンファレンスの開催や平壌での開催実現などが提案された一方、運営面に関しても、各地域の人口比率に応じた委員配分、積極的に活動した委員に対する報奨制度を求める意見などもあった。