掲載日 : [18-10-23] 照会数 : 12566
【愛知】「名古屋まつり」で朝鮮通信使行列を再現
35年ぶりの出場
民団愛知県本部(朴茂安団長)、駐名古屋大韓民国総領事館(鄭煥星総領事)、名古屋日韓親善協会(斉藤実会長)などが共催となり、伝統ある「第64回名古屋まつり」で朝鮮通信使を再現させました。
10月20日、まつりの初日にパレードの一角として登場した朝鮮通信使再現行列50名、先頭から斉藤会長扮する「雨森芳洲」、鄭総領事扮する「正使」、朴団長扮する「副使」が輿を連ねて、名古屋駅から矢場町まで約3キロの道のりを練り歩きました。
過去の名古屋まつりにも参加
1983年10月、第30回名古屋まつりに当時の愛知韓国人青年経済会(現青商)が中心となり朝鮮通信使隊が初めて参加し、マスコミに大きく報道されました。
朝鮮通信使とは
江戸時代、豊臣秀吉による朝鮮出兵(壬辰倭乱・丁酉倭乱)で悪化した両国関係を改善しようと徳川家康の呼びかけに、対日外交の復活を願った李氏朝鮮から国書を携えた朝鮮通信使隊が海を渡りやってきました。通信使とは「信(よしみ)を通わす使い」の意味です。
韓日友好交流を支えるため、朝鮮通信使が苦難の約4000キロに及ぶ旅路の一部を民団が名古屋まつりで35年ぶりに復活させることで、地域の皆さんと一緒に先人たちの思いを未来へと繋げていきたいと思いで出場しました。