掲載日 : [18-10-12] 照会数 : 14953
大垣市で朝鮮通信使行列再現、市制100周年を記念
[ 慶尚南道昌原市の李鉉揆第二副市長を正使役にして美濃路を行く朝鮮通信使行列 ]
[ 朝鮮通信使行列には民団と婦人会の関係者40人が加わった ]
【岐阜】大垣市制100周年を祝う「十万石まつり」のメーンイベント「おおがき大パレード」で朝鮮通信使行列が再現された。朝鮮通信使に関する記録がユネスコ世界記憶遺産に登録されたのを記念して市制100周年記念事業実行委員会が企画した。
朝鮮通信使行列を再現したのは多数の地域住民。ここに民団岐阜本部(董勝正団長)と婦人会岐阜本部(黄清子会長)からも40人が加わった。一行は慶尚南道昌原市の李鉉揆第二副市長を正使役に、大垣駅通りを練り歩いた。
董団長は「大垣市は通信使ゆかりの地。民団は大垣支部ばかりか本部も地域への協力を惜しまず、交流を深めている。こういった民間交流が韓日両国の発展につながる」と話した。黄会長も「在日韓国人として誇りをもって堂々とアピールできることがうれしい」と語った。
この日、朝鮮通信使が通った美濃路の大垣宿本陣跡にはユネスコ記憶遺産をPRする記念碑が建立された。また、大垣市郷土館1階・郷土美術館では11月18日まで朝鮮通信使関連の企画展が開催されている。