IOC委員の定員は115人で、このうち選手委員が15人、個人資格が70人、国際競技連盟(IF)会長と各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)会長がそれぞれ15人。李氏はNOC会長の資格で、10人の候補の一人として先月のIOC理事会で推薦された。
この日の総会では各候補に対する投票を実施し、李氏は圧倒的多数の賛成で委員に選ばれた。
李氏は大韓カヌー連盟会長、大韓水泳連盟会長を経て、16年に大韓体育会会長に就任。昨年は韓国開催の平昌冬季五輪、インドネシア・ジャカルタでのアジア大会で韓国スポーツ界の代表として活躍した。また、南北関係の改善ムードの中、北朝鮮のNOC代表である金日国(キム・イルグク)体育相と何度も会い、南北スポーツ交流の増進に向け話し合ってきた。
李氏はIOC委員定年の70歳まで6年間活動する見通し。そのためには20年末に予定される大韓体育会の次期会長選で再選をはたす必要がある