掲載日 : [18-07-17] 照会数 : 9905
韓国も日本も記録的な猛暑
行政安全部は16日午前11時、ソウル、江原道(カンウォンド)の一部(横城・春川の4地域)、京畿道(キョンギド)の一部(城南・加平など19地域)に猛暑警報を出した。全国の半分以上が猛暑注意報から猛暑警報に強化された。
気象庁によると、16日のソウルの最高気温は34度まで上がり、前日の最高気温(33.2度)を上回った。平年(28.2度)より5.8度も高い。大邱(テグ)と慶尚北道(キョンサンブクド)、浦項(ポハン)も37.2度と今年の最高気温となった。
気象庁は昼に33度以上の気温が続く猛暑が今後10日から最大1カ月続くと予想した。
こうした猛暑は韓半島(朝鮮半島)に限られたことではない。北半球全体が猛暑に見舞われている。
日本は記録的な豪雨に続いて記録的な猛暑を迎えた。
日本気象庁によると、14日の岐阜県多治見市の気温は38.7度、京都は38.5度と、人の体温を上回る暑さが続いている。
北半球のこうした猛暑の一次的原因に「ヒートドーム現象」が挙げられる。
ヒートドーム現象は、高気圧から流れてくる熱い空気があたかも半球型の屋根に閉じ込められたように地面を覆うために付けられた名称だ。
米国気象学者のニック・ハンプリー氏は「北半球で観測されたもののうち信じがたいほどの現象」と述べた。
実際、韓半島の上空にもこうしたヒートドーム現象が発生していると分析された。
普通、韓半島の夏に支配的な影響力を行使する北太平洋高気圧が西側の「チベット高気圧」の影響を受けてさらに強まったからだ。
チベット高原は平均海抜高度が4500メートルにのぼるため一般的な陸地より速く加熱するが、今年は平年よりさらに暑い状態だ。
ユン・ギハン気象庁通報官は「チベット高気圧と北太平洋高気圧があって巨大な勢力を形成した」とし「チベット高原が暑くなった理由は地球温暖化の影響とも考えられる」と分析した。
2018年07月17日
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]