東京・墨田区高齢者福祉健康センターで「韓紙工芸教室」が開かれている。
同センターの主催する「2018年度高齢者趣味・教養講座」の一環で、60歳以上の区民を対象としている。定員12人のところ主婦ばかり14人の応募があった。
24日の課題は「花コムシン」。講座担当者の「韓国っぽいものがいい」との提案を受け、講座の講師で、上級免状を持つ高橋惠子さんが韓国からキットを仕入れた。基本は台となる靴の側面と底、靴の内側にガラを貼るだけの作業だが、カーブがあるためにどうしてもしわになりやすく、難易度は高め。約2時間、ほとんどおしゃべりもなく、作業に没頭していた。
高橋さんも「初心者向きではない」と認める。「あきらめないでゆっくりやりましょう」と何度も声かけしていた。作業が一段落すると薄く水のりを塗り、ドライヤーで乾燥させていた。次回31日はニスをぬって完成させる。
玉置時枝さんは「韓紙があるとは初めて聞いた。和紙より柔らかで扱いやすいのがいい。最後まで興味津々で作業できた」と話していた。高橋さんは「一人でも韓紙工芸のファンを増やしたい」と材料費だけで講師を引き受けたと話していた。
「6月に無料講座」
高橋惠子さんが6月30日、韓紙工芸の無料ワークショップを開講する。課題はトイレットペーパーケース。
13・30~1630、墨田区吾妻橋のリバーピアライフタワー吾妻橋30階集会室洋室。
エプロン持参。材料費2000円。
申し込みは090・6191・1091(高橋惠子)