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「村の鎮守様」1300年の歴史を東京大学で講演…高麗神社 高麗文康さん
講演する高麗文康さん
 高麗神社宮司の高麗文康さん(50)が13日、「東京大学コリア・コロキュアム」(東京大学大学院人文社会系研究科韓国朝鮮文化研究室主催)の講師として招かれ、文京区の本郷キャンパスで講演した。題目は「高麗神社の日韓交流〜村の神様の説明書」。

 高麗神社は奈良時代の創建。亡き高麗王若光を偲び、郡民が霊を祀ったのが始まり。武蔵国高麗郡では名の知られた「村の鎮守様」だった。子孫は高麗神社を代々大切に護り伝えてきた。文康さんは高麗家60代目の当主にあたる。

 いちやく脚光を浴びたのは江戸時代以降。当時、高麗神社は「高麗白髭明神」とも称された。これは高麗王若光が晩年、白髭をたくわえ、白髭様と慕われたことに由来する。郡内30の白髭神社を束ねる本社だった。

 大正期には当時のマスコミによって「朝鮮高麗王を祀る」社として報道され、時の政治家までがお参りに。だが、戦後になって高麗川村と高麗村が合併し、日高町が誕生すると「神社の根拠だった高麗郡の歴史が地域から薄れていく」。危機感を持った先代宮司が20年前に提唱したのが高麗郡建郡1300年祭だった。高麗文康さんは「単純な由緒を単純なままに伝えてきただけ」と述べ、韓日交流への意欲を新たにしていた。

(2017.7.26 民団新聞)
 
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