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【島根】島根県日韓親善協会（僊石友秋会長代行）は5日、松江市内のホテルで設立50周年特別記念総会を開催。元駐韓大使の武藤正敏氏が「文在寅政権誕生後の韓半島情勢と日韓関係」と題して記念講演を行った。総会は会員以外の一般にも公開され、約100人が集まった。
武藤氏は「韓国人は基本的に日本が好きだが、日韓関係は政治や歴史の問題で急速に悪化することもある。短期的な状況に一喜一憂せず、長期的に関係を改善する努力を続けていくべきだ」と述べ、そのためには青少年交流や人的文化交流が重要と強調した。さらに、首脳同士の信頼関係に言及し、「長期的な視点でお互いがより広く、深く知る努力を続けることが重要だ」と強調した。
参加者からは「ちょうどいいタイミングで時の話を聞くことができてとてもよかった。いい勉強になりました」という声が聞かれた。
僊石会長代行は「日韓の間にはさまざまな課題があるが、未来志向的観点から交流を続けていくべきだ」と語った。島根県から溝口善兵衛知事、松江市から星野芳信副市長、駐広島総領事館から李載雄副総領事、日韓協中央会から石井和美理事長らが参席した。県日韓協は1967年7月に設立。訪問団の相互派遣などに取り組んできたが、独島（竹島）の領有権をめぐっては緊張した関係が続いている。
（2017.7.12 民団新聞）
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