韓半島で愛されてきた昔話を再話した絵本『金剛山のトラ』が、福音館書店から刊行された。
母ひとり子ひとりの家庭で育った少年、ユボギ。ある日、腕利きの猟師だった父が金剛山のトラに呑み込まれたということを知らされる。敵討ちを誓ったユボギは、10年という年月をかけて弓の腕をみがき、心身を鍛えてトラ退治に向かう。
完成までに17年を要した同書は、ユボギが幾多の困難を乗りこえて成長していく過程を描く。
同社関係者は「日本と韓国の関係がぎくしゃくしている今だからこそ、子どもたちには、こんなに力強く楽しい物語があるお隣の国として、韓国と出会ってほしい」と話している。
定価2600円+税。 問い合わせは福音館書店(03・3942・9265)。
(2017.6.28 民団新聞) |
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