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<脱北同胞>北送事業は「人道に対する罪」…国際刑事裁に申し立て
 元在日同胞で脱北者の川崎栄子さん(75、NGOモドゥモイジャ代表=写真右)は20日、オランダの国際刑事裁判所(ICC)に北送事業は国際法上の「人道に対する犯罪」にあたるとした申立書を提出した。

 川崎さんは16日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見し、「朝鮮総連は帰国事業になんの責任もないと言っている。とんでもないことだ。朝鮮総連の組織人は毎日、在日朝鮮人個人の家を訪ねて素晴らしい国だからと勧めて送り出したではないか。総連という存在がなければ在日朝鮮人は北へは行っていない。国際刑事裁判所の舞台でシロクロをつけたい」と述べていた。

 川崎さんは朝鮮学校在学中、親の反対を押し切って北送船に乗船した。当時まだ17歳。「総連の宣伝に乗った」からだ。「北の大地が見えたとき、帰国者は甲板に出て涙を流して大騒ぎした。でも、船から清津港が見えてくると、歌声も笑顔もなくなった。日本で宣伝されていた北朝鮮の姿とはあまりにもかけ離れていたからだ。だまされたと納得した」。

 北韓では40年以上暮らした。数百万人の餓死者を出した食糧難の90年代、「この国は救われない。生活の惨状を、命をかけてでも広く世界に伝えよう」と決意。家族を残して03年3月に脱北した。

 同席した弁護士によれれば、ICC検察局の担当者は申立書を受理し、内容を精査すると答えたという。

(2018.2.28 民団新聞)
 
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