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韓日親善「高麗白菜」今年は2万株栽培へ…「高麗王キムチ」試験生産も |
| 高麗高齢者農業生産者集団に協力を呼びかける呉永錫さん(左) | 日高市 高麗高齢者農業生産者集団
【埼玉】高句麗からの渡来人ゆかりの日高市で韓国産の種を使った「高麗白菜」を栽培している高麗高齢者農業生産者集団が今年、過去最高の2万株を栽培する。同時に韓国大根の試験栽培にも取り組む。
12日、委託生産を要請している呉永錫さん(一般社団法人新宿韓国商人連合会会長)との間で基本合意した。高麗白菜の栽培は呉さんが民団韓食ネット会長当時の2014年から試験栽培が始まり、今年が4年目。昨年は約9000株の白菜を収穫した。
高麗白菜の栽培に手を挙げた生産者はこの日の総会に出席していた15人中13人にのぼった。予定では8月25日に種をまき、苗を畑に移して11月初めの収穫をめざす。
呉さんは「例年に比べてさらに生産者の理解が深まった」と喜んだ。収穫した高麗白菜を使った韓日友好「高麗王キムチ」を現地で試験的に生産・販売していくことも検討している。呉さんは「民間外交で韓日親善の絆をつくっていきたい。もうけは考えていない」と話す。販売に伴う利潤はすべて地域に還元していく。
呉さんは5年前、初めて高麗神社を訪れ、「先祖の魂が眠る日高市」に心を奪われた。26代目の先祖が高句麗ゆかりの人物であることは最近、族譜で確認したばかり。呉さんは運命的なものを感じると話す。
3年前に高麗王若光の菩提寺・聖天院の隣に建つ民家を購入した。いずれはレストランを兼ねた「キムチ博物館」を現地でオープンすることを夢見ている。
(2017.7.26 民団新聞) |
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