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記憶遺産登録を祝う…民団中央が特別講演とコンサート
あいさつを述べる呉公太団長
明治大学マンドリンOB倶楽部による祝賀演奏
 民団中央本部は昨年12月16日、東京・港区の韓国中央会館で朝鮮通信使に関する記録のユネスコ世界記憶遺産登録を祝うイベントを開催。民団関係者と日本側関係者合わせて100人余りが参席した。

 主催団体を代表して呉公太団長があいさつに立ち、「厳しかった今年1年の韓日関係を振り返ったとき、最もうれしいことの一つだった」と次のように述べた。

 「この申請が政府機関ではなく、双方の民間団体によって提起され、登録が実現したことに大きな意義がある。これを機会に韓日関係がさらに素晴らしい関係になることを期待する」

 引き続き朝鮮通信使ユネスコ世界記録遺産登録申請学術委員長を歴任した仲尾宏さん(京都造形芸術大学客員教授、前近代日朝関係史)が「朝鮮通信使に学ぶ日韓交流の未来」と題して講演した。

 仲尾さんは朝鮮通信使が壬辰倭乱(文禄・慶長の役)に対するきちんとした戦後処理のうえに対等な関係で成立したことを指摘しながら、「けんかの後始末は大事。歴史の教訓として考えておいていいのではないか」と指摘した。

 そのうえで1965年の韓日基本条約に言及し、「経済協力金を渡しても日本側から補償や賠償はなかった。韓国側の市民感覚ではどうしても疑念が残ることだろう。ここにも韓日関係が進まない要因がある。いまこそ、『誠信の交わり』を唱えた雨森芳洲の思想と提言に学ぶべきだ」と結んだ。

 第2部で明治大学マンドリンOB倶楽部が「アリラン」「ふるさと」などを祝賀演奏した。

(2018.01.01 民団新聞)
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