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韓国の新首相に朴泰俊氏



 金大中大統領は11日、金鍾泌首相の辞任に伴い、後任首相に連立与党、自民連の朴泰俊総裁(72=写真)を指名した。同日午後、国会に朴新首相の任命同意案を提出、13日ごろ、国会を通過する見込み。同日には総選挙に出馬する閣僚を交代させる内閣の部分改造が行われる予定だ。

 今回の首相交代は、自民連名誉総裁を兼ねる金首相が4月の総選挙に向け党務への復帰を表明、辞任したのに伴う人事。朴新首相は経済政策に明るく、経済分野での力量発揮が期待されており、金大中政権発足以来の与党、国民会議と自民連の協調体制も当面、維持される。

 朴新首相は1997年11月に自民連総裁に就任し、連立与党首脳として金大中政権を支えてきた。世界有数の鉄鋼メーカー、浦項総合製鉄の社長、会長を務めた実質的な創業者。また、日本の政財界に太いパイプを持ち、韓日間の調整役としても活躍が期待されている。

 現在、韓日議員連盟で3度目の会長を務めており、昨年、日本から勲一等旭日大綬章を受けた。

(2000.01.12 民団新聞)



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