金大中大統領は1月26日、青瓦台(大統領官邸)で年頭記者会見をし、国交正常化交渉再開へ向け進展の動きを見せている日本と北韓関係について「韓国と事前に十分な意見交換があった。積極的に賛成する」と述べ、関係進展を支持する考えをあらためて示した。
日本の対北韓食糧支援の動きに対しても「何の異論もない」と言明した。
金大統領は「世界のすべての友邦が北と接触することに賛成」としながらも「北が南北対話をせず、他の国とだけ対話をし、韓国を孤立させようとするなら、受け入れることはできない」と指摘した。
金大統領はまた、連立与党の自民連幹部が「連立離脱」をほのめかすなどもつれが深刻化している連立体制について「今後も引き続き努力しなければならない問題」とし、4月13日の総選挙を控え、連立を維持していく考えを示した。
自民連との議院内閣制への改憲の合意については「総選挙で憲法改正を推進できる議席を得て、国民が望めば自民連との約束を推進する」と述べた。
(2000.02.02 民団新聞)
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