民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
晋州の蓮莱小と大阪の幸小

姉妹校関係で結縁



 【大阪】大阪府和泉市立幸小学校(宮武正信校長)と慶南・晋州市の蓮莱初等学校(金鍾君校長)が、このほど正式に姉妹校関係を結んだ。

 きっかけとなったのは、和泉市内の少年サッカークラブ「幸JFC」と、蓮莱初等学校との間でのホームステイ交流。これは地元の民団大阪・泉北支部(李漢ケイ支団長)が韓日間の架け橋役を担い、95年から始まった。その後、交流の輪は中学校、青年・大学生、教職員層へと広がりをみせている。

 こうした交流もサッカーだけにとどまっていない。奈良県の明日香村で渡来文化の跡を研修、韓国では韓国人被爆者診療所を一緒に訪問するなど歴史、平和、人権の視点での交流が続いている。

 両校の姉妹校関係締結式典は1月21日、幸小学校で行われた。蓮莱小からは金鍾君校長を団長とする一行が来日、全校生徒300人の児童と保護者の見守るなか宮武正信・幸小校長との間で調印書を交換した。今回の姉妹校縁組み締結を記念、今夏には幸JFCと幸小生徒らが合同で訪韓する。また、蓮莱初等学校から同校農楽部を「平和の文化国際年」事業の一環として招請する準備も進んでいるという。

(2000.02.02 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ