民団新聞 MINDAN
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「2・8独立宣言」81周年式典

先駆の精神継承し同胞和合誓う



関係者ら多数が参加した
在日YMCAでの2・8記念式典

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ゆかりの地、在日韓国YMCAで

 3・1独立運動のきっかけとなった在日留学生による2・8独立宣言の81周年を記念する式典が8日、ゆかりの地の東京・水道橋の在日韓国YMCAで開かれた。

 式典にはYMCA関係者はじめ金ソッキュ駐日大使、民団中央本部の辛容祥団長、民団東京本部や婦人会関係者ら200人が参列した。また本国から光復会の尹慶彬会長、李康勲元会長ら36人が駆けつけ、独立宣言の先駆性を称えた。

 2・8独立宣言に精魂を込め、投獄を覚悟の上で日本の地で独立を叫んだ先烈に対して追慕の黙とうが行われた後、全奎長・同YMCA理事長が開会辞を述べた。辛団長は2・8の崇高な精神を今日に生かし、在日同胞に与えられた使命を果たすため、「わが民族の平和統一を1日も早く実現しよう」と呼びかけた。

 留学生によって独立宣言が作られたことにちなんで、日帝の植民地支配の非と民族の独立を格調高くうたいあげた独立宣言文が金應周・在日韓国留学生連合会会長によって読み上げられた。

 参列者一同は、81年前の1919年2月8日、日帝の支配下からの独立を訴えるために秘密裏に同YMCAに集い、身を挺して独立宣言を読み上げた留学生たちの先駆的精神に改めて身を引き締めていた。


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光復会と懇談会

 民団中央本部の辛団長と金宰淑副団長らは式典前日の7日、同YMCAで光復会の尹会長らメンバーと懇談会を開いた。席上、辛団長は祖国の独立と発展に貢献した光復会のメンバーらをねぎらった。

(2000.02.09 民団新聞)



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