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「大統領杯」出場へ"リーチ"

「在日大韓蹴球団」結成へ



在日同胞初の「大統領杯」出場へ期待が高まる
(写真は昨年の国体決勝戦に進出した
在日同胞代表=赤のユニホーム=)

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KFA、春にも正式認可へ

 在日大韓蹴球協会(丁海遊会長)は、韓国の大統領杯出場をめざし、近く在日同胞のサッカーチーム「在日大韓蹴球団」を結成する。

 同協会では、すでに大韓蹴球協会(KFA)を通じて、大統領杯への在日同胞チーム出場を要請。KFA側も前向きな反応を示しているという。出場に関しては近く行われるKFAの理事会で議題として出され、採決されれば2001年大会から出場の道が開かれる事になる。

 このため在日協会では、全国の優秀な選手を発掘し、「在日大韓蹴球団」を年内にも結成する計画だ。

 大統領杯は日本で言う「天皇杯」にあたり、プロ、アマ問わず全国のサッカーチームが出場し頂点を競う、伝統的なサッカー大会だ。


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専用グランドも確保へ

 在日大韓蹴球協会は、「在日大韓蹴球団」の結成や国体に派遣する在日同胞選抜チームの育成と在日同胞のサッカー普及を目的に、同協会専用の天然芝サッカー専用グランドを確保する予定だ。

 候補地として静岡県内を予定しており、すでに所有者などと交渉段階に入っているという。早ければ、年内にも専用のグランドが確保され、今後、国体などに派遣する在日韓国人選抜チームや本国の大統領杯出場をめざす「在日蹴球団」の強化合宿、オリニサッカーチームの合宿をはじめ、各種スポーツ交流などが活発化する契機となりそうだ。

(2000.02.09 民団新聞)



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