民団新聞 MINDAN
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民族学校も卒業式シーズン

まず、東京韓学と建国で



賞状を手に喜びの卒業生たち
(4日、東京韓国学校の卒業式で)

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プライド持って前進
大半が母国などに進学

東京韓学高、61人が母校巣立つ

 東京韓国学校(孫相附Z長)高等部の第42期卒業式が4日、同校講堂で行われ、父兄、教職員をはじめ民団や婦人会、大使館の役員らが見守る中、61人(男子38人、女子23人)が母校を巣立った。卒業生のほとんどは本国や日本の大学などに進学する。

 孫校長は「情熱、自信、優しさを持ち、私たちの同胞社会を担っていく主人公として新たな出発をしてほしい。東京韓学生としての誇りを胸に、堂々と生きてほしい」と卒業生に言葉を送り、一人ひとりに卒業証書を手渡した。

 卒業式には、民団や大使館、婦人会などから多数の来賓が新たな門出を祝いに駆けつけた。

 孫性祖理事長は「みなさんは日本の中で韓国を学んだ。これは本国の学生にも、日本の学生にも体験できず、視野も広がっているはず。その自負心を忘れずにつねに前進してほしい」と激励した。

 この後、優等生や模範生に対し、駐日大使、民団中央及び東京団長、各機関長から特別表彰が行われた。

 在校生の送辞、卒業生の答辞に続いて、在校生がヴェートーベンの「歓喜の歌」を合唱し、卒業生の門出を祝った。


新しい校旗を孫校長(左)
に伝達する朴会長(右)

◆東京韓学同窓会が新校旗寄贈

 この日、同校の同窓会(朴泰錫会長)から、新しい校旗が寄贈された。同校の校旗は、約20年以上前に制作されたもので、劣化や変色が進んでいた。同窓会では昨年、会員らから募金を寄せ合い、約700万ウォン(約70万円)をかけて新校旗を制作。この日、朴会長から孫校長に伝達された。


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建国高校では46人巣立つ

 【大阪】白頭学院・建国高校(金重根理事長、張成秋校長)からは1月31日、卒業生46人が思い出多い学び舎を巣立っていった。同高校の卒業式は今回が第50期、これまでに8000人の卒業生を送り出している。

 同体育館での式典席上、張校長は「今年は記念すべき2000年、しかも第50期の卒業生です。新世紀に向かい、ここで学んだ知識に自負心を持って人生を切り開いていって下さい」とはなむけの言葉を贈った。

 これに対して卒業生を代表、朴秀珍さんが「先生たちにたくさんのことを教わりました。これらからも温かく見守って下さい」と答辞を述べた。

(2000.02.09 民団新聞)



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