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◆敦化門道を「文化の道」に

 ソウル昌徳宮の敦化門〜忠武路を結ぶ「敦化門道」の往復4車線中、2車線が歩行者用のための文化空間に変わる。

 ソウル市は現在、往復4車線の敦化門道を2車線に減らし、確保された空間に緑地帯と各種文化の広場などを造成し、ソウルの代表的な「歩きたい道」に変身させる計画だ。

 これに伴い忠武路駅〜敦化門までの約2q全区間が一方通行に変わり、地下鉄開通で横断歩道が無くなった鍾路3街、乙支路3街、退渓路3街の交差点に横断歩道が復元される。

 またピカデリー劇場周辺、スカラ劇場一帯は「映画の道」に、錦湖音楽堂前は「国楽の広場」、工具商店が密集する鍾路3街南側地域は「工具の広場」になる。これら、文化テーマの広場では貴金属フェスティバル、印刷・出版・メディア祭り、韓国民族衣裳祝祭、国楽祝祭、工具祝祭など、さまざまな行事を定期的に開催する。


◆ソウルの火葬が50%超える

 韓国の葬儀といえば土葬が主流だが、このほどソウル市民の火葬率が史上初めて50%を超えた。

 ソウル市施設管理公団によると、今年に入り1月の1カ月間に亡くなった105人のうち55人が土葬ではなく火葬を選択し、火葬率が52%を記録したことを発表した。

 ソウル市民の火葬率は98年までは30%台にとどまっていたが、99年に43%を記録したのに続き50%を超えた。施設管理公団によると昨年無くなった某財閥の会長が火葬にしたことによって社会指導層の火葬が増加。昨年、下半期から火葬比率が急上昇したという。


◆卒業生全員に「賞状」

 江原道地域の小学校で卒業生全員に賞を与える傾向が広がっている。

 春川教育大附属小学校では卒業生100余人中、笑顔で周辺を明るくした児童には「明るい笑顔賞」を、周辺の友人をよく笑わせる児童には「ギャグ賞」を授与するなど、学力や出席率に関係なく全卒業生に賞状を贈る。

 また、特技分野も細分し、折り紙、料理、振り付け、調査・記録賞などを贈り個人の多様な才能を讃える。

 春川南部小学校は卒業生340人に特定分野の「トップ賞」を授与、原州タング小学校は成績優秀な児童を中心に賞を与えた慣行を今年からは充実、友情、礼節、努力、善行、協同など20余分野の賞を卒業生200余人に贈る。

(2000.02.09 民団新聞)



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