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春休みは「韓国体感」で
母国春季学校の参加学生募集



 各地の民団では現在、春休みを利用して、韓国を体験する大学生を対象にした母国春季学校の参加者を募集している。

 母国春季学校は、在日同胞子弟に本国を直接体験してもらい、民族的な素養を育てて欲しいと、当初は夏休みを利用して「夏季学校」の名称で1966年に開始された。在日同胞の大学生が対象者だったが、高校生も対象に加えて欲しいという要望を受けて、79年からは夏季が高校生、春季が大学生と分離開催されるようになった。

 実施されてから32年を経て、すでに参加総数は1万5000人を超えている。親子二代の参加者も珍しくない。

 今年の春季学校は3月8日から17日までの九泊10日間。国語や歴史、礼節などの学習と韓国各地をめぐる見学が盛り込まれている。独立記念館や国立博物館、仏国寺、古宮など韓国の歴史を実地体験できる内容が人気を呼んでいる。

 また、9泊10日を通じて同世代の友人が数多くできることも喜ばれている。ともすれば日本社会の中に埋もれ、同胞との絆を体感できない中で、過疎地に暮らす同胞にとっては大きな励みになるという。

 今年はまた、大学生には焦眉の的ともなっている就職問題について参加者が意見を語り合うパネル討論も取り入れられた。この他、結婚問題についても話し合われる。

 参加費用は出発空港によって異なるが、民団が1人につき5万円を支援しているため、札幌の8万5900円から福岡の4万5545円までとなっている。

 参加の申し込みは各地の民団本部および支部、または民団中央本部文教局(電話03-3454-4615)へ。締切は2月18日。

(2000.01.26 民団新聞)



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