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韓国観光ニュース特別版<上>

今年上半期の韓国文化祭りを一挙紹介



■韓国のお祭りは文化の香りたっぷり

 2001年に韓国訪問年を控える韓国国内では、春から初夏にかけて様々なイベント、文化祭が行われる。観光シーズンと合わせて、日本からの観光客も数多く足を運びそうだ。


名人が作る「韓国のお酒と餅祭り」

■名人手作りの餅とお酒の試飲食も

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韓国の酒と餅祭り

 慶尚北道慶州市の普門団地内で韓国の酒と餅をテーマにした祭りが開かれる。

 展示館では酒と餅の製造過程を試演し、試飲、試食コーナーも設けられる。また酒と餅の実物をはじめ、製造道具及び関連資料が展示される。同時に儀礼サン(儀式や典礼の際に出される膳)、節気に関連する料理や韓菓(韓国の伝統葉子)なども展示される。

 体験ブースでは全国の酒と餅作りの名人が作った〓や酒の試飲、試食コーナーやディスカウント販売コーナーが設けられる。

 コンテスト・イベントはメイン舞台でカレトク(細長い棒状の餅)切り、花餅(花を付けて焼いた餅)作り、酒名当てクイズなどが行われる。

■期間=3月24日〜4月2日

■問い合わせ=慶州市庁観光振興課 TEL +82-561-779-6396

■交通=ソウル高速バスターミナルから慶州まで約4時間15分。ターミナル前から10分間隔で運行される10番バスで普門団地下車。


王仁博士の遺徳をしのぶ
「王仁文化祭り」

■王仁博士の足跡をコース別に探訪

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王仁文化祭り

 全羅南道霊岩郡の王仁博士遣跡址および公設運動場で「2000年王仁文化祭り」が開かれる。

 王仁博士は5世紀頃、百済の阿薪王(アシンワン)時代の大学者で、諭語と千字文、製紙術など百済の先進文化を日本に伝え、飛鳥文化を花開かせた歴史的な人物。

 10日〜12日まで行われる「王仁学問の道」探訪イベントでは、予約するか、その場で参加申請をした人を対象に、王仁博士が学問を研究した足跡をコース別に探訪する。

 また10日から霊岩土器文化センター前広場で開かれる「体験、霊岩土器製作」イベントでは観光客なら誰でも霊岩黄土土器の製作を体騒できる。

 道立国楽団による四物ノリや南道(忠清・慶尚・全羅)風物ノリの実演を鑑賞した後、習うこともできる「ウェルカム・トウ・霊岩」イベントも企画されている。

■期間=4月9日〜12日

■問い合わせ=霊岩郡庁文化広報課 TEL+82-693-470-2241

■交通=ソウル高速バスターミナルから霊岩まで約5時間。郡内バスで15分ほどの郡西面(クンソミョン)にある王仁博土遺跡址下車。


■迫力満点の伝統武術が一堂に

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忠州世界武術祭り

 忠清北道忠州市の忠州体育館及び市内一円で忠州世界武術大会が開催される。

 主要イベントとして忠州体育館広場での「武術試演」と「武術体験の場」イベントが行われ、忠州体育館およびテッキョン(韓国伝統武術)伝授館では「武術キョルギ(競技)」イベントが開かれる。また、テッキョン伝授館では国家指定重要無形文化財であるテッキョンの常設試演イベントが行われる。

 この他、世界有名武術映画の関係者を招待しての試演と少林武術試演などのイベントも準備されている。

■期間=4月20日〜26日

■問い合わせ=忠州市庁文化観光課 TEL +82-441-850-5165

■交通=東ソウルターミナルまたはソウル高速バスターミナルから忠州行き高速バスで約2時間。


■陶磁器づくり体験会も

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驪州陶磁器博覧会

 驪州は澄んだ水と陶磁器の材料となる良質の陶土が採取されるため、600余りの陶芸企業が密集している韓国の代表的な陶磁器村。

 京畿道驪州郡神勒寺の国民観光地と陶芸村一円で陶磁器をテーマにした様々なイベントが繰り広げられる。

 イベント期間中には伝統陶磁器から生活磁器、芸術作品に至るまで、あらゆる種類の陶磁器が手頃な価格で販売されるため、国内外から多くの観光客が訪れる。

 主要イベントには陶磁器博覧会、窯プルチピギ(点火)、自分で作る陶磁器体騒、全国大学生陶芸作品公募展、伝統及び生活韓服(韓国の伝統衣装)のファッション・ショー、伝統婚礼式の再現、王妃択祭などが開催される予定。

■期間=4月28日〜5月8日

■問い合わせ=驪州群地域経済課 TEL +82-334-880-1273

■交通=ソウル高速バスタミナル、東ソウルターミナル、上属(サンボン)ターミナルなどから驪州までバスで約1時間30分、驪州からイベント場まで市内バスで5分。


■優雅な麻工芸の技術堪能

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舒川モシ文化祭り

 モシ(苧麻)文化祭は忠清南道舒川郡の郷土祭りで、韓山モシ(芋から取れた糸で織った布地)のすばらしさを広く知らせ、伝統文化を育成するために韓山モシ館で毎年5月に開催されるイベント。

 韓山モシは真珠のように白く優雅で、トンボの羽のように細く繊細で夏服の生地に適しているため、朝鮮王朝時代には王室への献上品として有名だった。

 モシ文化察ではモシ機織り体験、モシ機織試演およびコンテスト、モシ朝市、モシ服ファッションショー、民俗競演大会、サンヨソリ(輿かつぎの唱う挽歌)などのイベントが開かれる。

■期間=5月1日〜6日

■問い合わせ=舒川郡文化広報室 TEL +82-459-950-4224

■交通=バス利用の場合、ソウル高速バスターミナルから舒川まで4時間鉄道利用の場合、ソウル駅から長項線で舒川駅下車(3時間30分所要)舒川駅から市内バス20分。

(2000.02.16 民団新聞)



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