民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
韓国観光ニュース<特別編2>



*** 自然の妙、珍島の海割れ ***

世界的に有名な珍島海割れの「霊登祭り」

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珍島霊登祭り

 現代版「モーゼの奇跡」としてよく知られている祭りで、珍島で開かれる。通常は水深6〜7mの海が、干潮時には海底が露出する時期に合わせて行われる。観光客は沖につながった2・8qの道を歩きながら、ワカメやサザエ、タコなど各種の海産物を獲る海路体験ができる。また霊登サルノリ、カンガンスウォルレ、珍島挽歌、海上船舶パレード、珍島犬の妙技、伝統民俗公演なども合わせて行われる。

■期間=5月3日〜6日

■問い合わせ=全羅南道珍島郡観光課 +82-632-544-0151

韓国版「ロミオとジュリエット」の春香しのぶ


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春香祭り

 韓国版のロミオとジュリエットといわれる成春香と李夢竜のロマンスがあったと伝えられる南原で開かれる伝統的な祭り。毎年多くの観光客が訪れる。

 パンソリでつづる春香をはじめ春香に関連する数々の芸術や音楽作品が鑑賞できる。美しい若い女性たちが華麗な韓服姿で美を競う「春香コンテスト」はこの祭りのハイライトともなっている。

 このほか、春香の墓参り・法事、一生を再現した仮装パレード、春香伝の公演、国楽公演、全国春香ブランコ乗り大会、南原木器祭りなどが行われる。

■期間=5月4日〜9日

■問い合わせ=全羅北道南原市文化観光課 +82-671-620-6544


韓国の歓迎用灯籠をイメージした
「2001年韓国観光の年」のロゴ

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河東野生茶祭り

 河東は新羅時代、使臣として唐に派遣された大廉公が中国大陸から茶の種子を持ち込み、興徳王の命令によって、初めて茶の栽培を始めた地域で、韓国の茶文化の発祥の地とも言える。お茶は思索にふけったり、風流を楽しむ品性を身につけるのに役立ってきた。

 河東のお茶は、24季節の穀雨の前後から5月末まで茶葉を一つひとつ丁寧に手で拭き取り、揉んでは乾かす過程を9回も繰り返して作られる。この時期になると河東の双渓寺一帯はかすかに漂うお茶の香りで一杯になる。

 茶摘み、摘みたてのお茶の試飲、野生茶栽培農家の民泊体験、銘茶選定など様々なイベントが行われる。

■期間=5月20日〜24日

■問い合わせ=慶尚北道河東郡地域経済課 +82-595-880-2370


韓国観光公社の公式マスコット
「チョロンイ」と「セットンイ」

*** 天然記念物指定の蛍をいたわる ***

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茂朱ほたる祭り

 茂朱蛍祭りは天然記念物第322号に指定された蛍とその餌の蜷(にな)の生息地を素材にしたテーマ・フェスティバルで、全羅北道茂朱郡一帯で聞催される。

 絶滅の危機に瀕している蛍は毎年6月中句から7月末頃、夜の8時〜9時の間に現れ始め、9時〜10時の間に最も多く見られる。

 蛍祭りの主要行事として自然生態写真展、蛍観察体験、蛍自然学校、伝統民俗公演、全国パラグライディング大会、シルム(韓国相僕)王コンテスト、伝統陶磁器展示会等が開かれる予定。イベント最終日には同祭りを祝う花火大会が行われる。

 珍品・名品ノミの市では韓国の伝統古家具、古美術、古書、古銭、生活磁器(日常生活で使用できる陶磁器)、伝統陶磁器等が格安の値段で購入できる。

 行事期間中、ビールの無料試飲会が南大川で聞かれ、スンドゥブ(圧し固めないままの豆腐)、スンデ(豚の腸の中に米やもやし等を詰めて蒸した食物)、オジュク(魚の粥)などを売る韓国伝統の田舎料埋市場が再現される。

 周辺には茂朱リゾート、九干洞観光団地、岷周之山、赤裳山等の観光地がある。

■期間=6月10日〜14日

■問い合わせ=茂朱郡文化観光課 +82-657-320-2544

■交通=ソウル南部ターミナルから茂朱まで高速バスで3時間20分、茂朱市外バスターミナルから南大川までは20分。列車の場合はソウル駅から永同駅まで2時間20分、永同市外バスターミナルから雪川面まで市外バスで約30分。

(2000.02.23 民団新聞)



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