民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
大統領訪日や地方参政権

金大使、お疲れさま…民団が歓送会



婦人会から花束を受け取る大使夫妻

 このほど帰任することになった金ソッキュ駐日大使の民団主催歓送会が18日、都内のホテルで開かれた。民団中央本部の役員をはじめ、関東地区と主要本部の団長、婦人会、青年会、商工会議所の会長ら80余人が参加した。

 民団中央本部の辛容祥団長は「約2年の大使赴任中、特に地方参政権問題に多大な関心を寄せ、韓日の橋渡しを手伝ってくれた。そのおかげで、現在、法案が提出され実現も時間の問題となった」と謝意を述べながら、「帰国してもいつも在日同胞が母国を愛しながら生きているということを忘れないでほしい」と別れのあいさつを述べた。

 大使は、「2年はあっと言う間でしたが、大統領の訪日をはじめ韓日閣僚会議、首相訪日など歴史的な行事を経験できたことは人生の大きな思い出。特に民団と大使館が一致団結して展開した在日同胞の地方参政権獲得運動が大きく前進したことは私にとっても最大の喜びだ」と振り返った。

 大使はまた、「20世紀の不幸な歴史の中で在日同胞は、苦難を乗り越え半世紀以上を生き抜いてきた。同胞の求心体である民団を発展させ、88ソウル五輪での募金、本国IMFなど愛国的な支援を惜しまなかった。そして今、2002年W杯のために心を一つにしようとしている」と、民団を高く評価した。

 この後、婦人会から花束が贈られた後、李鍾大民団中央本部常任顧問の音頭で乾杯を行った。

(2000.02.23 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ