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オモニたちも介護の役割へ

婦人会が厚生省関係者講師にセミナー



厚生省関係者を招いて行われた
婦人会の介護保険セミナー

 婦人会中央本部(夫順末会長)は7日、民団中央会館に会員ら150人を集め、「介護保険制度に関するセミナー」を開催した。これは4月1日から施行される同制度が、日本人と同様に高齢化社会を迎えている在日同胞自身にも、身近で重要なものであることから、内容を正しく理解し有効に活用しようとの目的で実施されたもの。厚生省関係者を講師に招いて制度の詳しい内容を確認した。

 開会にあたって夫会長は「介護者の八割は私たち婦人が担っていると言われています。自らのテーマとして明るく前向きに勉強していこう」と呼びかけた。

 後援の民団中央を代表して、金宰淑副団長が「福祉や厚生に関する問題では、常に婦人会が民団をリードする形で取り組んできた。今回も皆さんの意欲を強く感じる」と、婦人会幹部と会員らの姿勢を高く評価した。

 セミナーではまず、遠藤和良衆議院議員(公明党厚生労働委員長)が「制度の意義と展望」について講義し「少子高齢化し、核家族化していく現代社会において、社会全体でささえていくことが制度の目的」と述べ、介護保険が前向きな意味の制度であることを強調した。

 続いて、厚生省・介護保健制度実施推進本部の佐々木祐介室長補佐が「制度の仕組みと利用の仕方」について解説し、「皆さんも私たち日本人と同様に積極的に介護保険制度を利用されることを望みます」とアピールした。

(2000.03.08 民団新聞)



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