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TV電話で韓日児童が交流

民団岐阜が韓日の橋渡し



テレビ電話で韓国の児童に
「おはやし」を披露する長森東小の児童たち

 【岐阜】韓日両国の小学校児童がテレビ電話を使い、海を越えてリアルタイムで交流授業を行った。「韓国の様子や文化を知りたい、日本の様子も韓国に伝えたい」という岐阜市立長森東小学校(高島光絋校長、児童数344人)児童の熱意が韓国の山南初等学校に通じ、2月27日、今回の韓日直接交流が実現した。

 山南初等学校では、かつて岐阜大学に留学した経験のある朴〓テツ教諭が受け入れ窓口となり実現に努力した。テレビ電話で韓国と日本との間で学校交流が実現したのは、岐阜では初めてといわれる。両校の橋渡し役をした民団岐阜県本部からは高用煥団長が代表して招かれ、見守った。

 長森小では全校児童が体育館に設置されたスクリーン前に集合した。「言葉も違うし、機械の規格も違うでしょ。できるの」と半信半疑だった子どもたち。いざ、「アンヨンハセヨ」のあいさつとともに山南小学校の子どもたちがスクリーンに登場すると、歓声が上がった。

 韓国側はカヤグムを演奏、これに応えて日本側は、獅子舞の前で祭りはんてんや着物を着て「おはやし」を披露した。続いて、両校の間で一問一答が交わされ、理解を深め合った。最後は両校児童が共に「アリラン」を合唱、互い手を振りながら名残りを惜しんだ。

(2000.03.08 民団新聞)



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