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韓国サッカーのライオンキング

李東国が欧州移籍へ



欧州移籍が濃厚となった李東国

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すでに6球団と接触
浦項側は了承済み

 韓国サッカーの「ライオンキング」こと、李東国(21・FW=浦項スティラーズ)が7月に欧州のプロチームに移籍する可能性が高くなった。

 李東国のエージェントの李ヨンジョン氏(イバンスポーツ代表)は、「この1年間、オランダ、英国、ドイツの1部リーグ六球団と着実に接触してきた」とし、「近く条件が合った球団を絞り、5月末まで移籍契約を完了する」と話した。

 李氏によれば、5月中に移籍に必要なすべての手続きを終え、欧州の選手登録期限の6月30日まで、該当球団の選手名簿に登録しチームに合流する計画だ。

 したがって李東国は国内では前半期だけ出場し、7月以後は欧州の舞台で活躍することになった。

 浦項側は、当初、シドニー五輪が開かれる9月までチームに残す計画だったが、いずれにせよ後半期に入れば五輪代表に選抜されるため、前半期での移籍を反対していない。

 代理人の李氏は既に接触中の欧州各球団と李東国の移籍料150万〜200万ドル、年俸50〜70万ドルを合わせた200〜270万ドルのラインで交渉しており、入団テストは受けないというのが原則だ。

 李東国は一旦、力のサッカーが普遍的な英国、オランダ、ドイツのチームを希望している。欧州で2年間、適応期間を持った後、ワールドカップが開かれる2002年には技術サッカーを駆使するイタリアやスペインに移るという構想だ。

 李氏は「7日、浦項が公式に許可したことによって移籍が加速した」としながら、「新世代ライバルの安貞桓(釜山)より先に欧州に行く」と話した。

 李東国には兵役問題が残っているが、兵役法施行令124条2項に「国家代表選手に限り兵役義務を27歳まで延期できる」との条項があるため、同問題は解決している。

(2000.03.15 民団新聞)



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