民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
関西韓国文化院1周年

2万5000人が利用



◆日本人が9割

 【大阪】金大中大統領の初来日を契機に、21世紀の新たな韓日パートナーシップ構築を目指して駐大阪韓国総領事館内に開設された関西韓国文化院(大阪市中央区西心斎橋、劉殷相院長)が17日、開院から1周年を迎えた。利用者は2万5000人を超えた。このうちの9割は日本人で占めている。

 同文化院は図書館、文化サロンなどを兼ね備え、関西地域における韓日文化交流の拠点としての役割を果たしている。この間、市民を対象にした韓国語講座をはじめとする各種文化講座、著名人を講師に呼んでの様々な講演会などを開いてきた。

 同文化院の発表によれば、一階のギャラリーではこの間14回の展示会が行われ、延べ7000人が鑑賞に訪れた。また、韓日両国で発行された4000冊を所蔵する2階図書室には、延べ1万2000人余りが訪れた。貸し出した本は7000冊を超えた。同じく、インターネットの利用できる図書室内のマルチメディア室では、1000人余りが韓国政府機関などの公共のホームページにアクセスした。また、関西韓国文化院の支援組織「韓国文化クラブ」(不破三枝子会長)の会員も累計で300人を突破した。

 この日、同一階ギャラリーで行われた1周年記念式典には、関西韓国文化院とゆかりの深い200人余りが参加した。席上、尹駐大阪韓国総領事は「今後とも、韓日両国の友好理解と文化交流の促進に向けて内容の充実を図っていきたい」とあいさつした。

(2000.03.22 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ