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21世紀を見据えた民団づくりへ スクラムを誓い合った新三機関長 (中央が金宰淑団長、右が洪性仁監察委員長、 左が姜永祐議長) |
■団長選、金宰淑氏が大差で当選
議長に姜永祐氏、監察委員長は洪性仁氏
民団の第46回定期中央大会が24日、韓国中央会館で開かれ、任期満了に伴う新三機関長選出で、辛容祥団長の後継者として、第43代中央本部団長に前副団長の金宰淑氏(65)が当選した。議長には前直選中央委員の姜永祐氏(69)、監察委員長には前大阪府本部団長の洪性仁氏(64)がそれぞれ選出された。金新団長は「21世紀を見据え、若い世代層が誇りを持って活躍できる民団づくりに努力したい」と第一声をあげ、新しい時代に見合った「求心力ある民団」をアピールした。
大会には、在籍数514人中、502人の代議員が出席。韓国大使館の兪炳宇大使代理をはじめ、米州韓人会総連合会の金吉男会長も激励にかけつけた。
大会の冒頭、辛容祥団長が6年間にわたる任期中の活動についてふり返りながら、「@地方参政権獲得運動A創団50周年事業B阪神大震災での国境を越えた救援活動C「民団新聞」の全世帯直送―の4点は民団の歴史に残る大事業であり、民団のイメージを大きく変えた成果」と強調、「これは全国のみなさんがひとつになって団結した結実であり、何事も『成せば成る』の強い信念を持てば、光が見えることの証明。全国民団の協力に感謝したい」と和合と団結の大切さを改めて訴えた。
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金宰淑・団長 |
前日の中央委員会の報告を満場一致で承認した後、第四十五期三機関役員が総辞職し、団長、議長、監察委員長の順で新三機関長の選出に移った。
団長選出ではまず、立候補した河丙ト・前議長と金宰淑・前副団長がそれぞれ10分間の演説を行った後、502人の代議員によって投票。結果、299票を獲得した金候補が、201票の河候補に大差をつけ、第43代中央団長に選ばれた。
続く議長選は、河候補とセットで立候補した嚴學燮候補(前中央副団長)が辞退したため、姜永祐候補が無投票で当選した。
洪性仁候補(前大阪府本部団長)、張煕東候補(前中央監察委員長)、尹隆道候補(前中央権益擁護委員会副委員長)の3人が立候補していた監察委員長選では206票を獲得した洪氏が当選した。「2世の新風」をアピールした尹氏は178票と善戦、張氏は113票だった。
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姜永祐・議長 |
金団長は副団長5人のうち具文浩、呂健二の2氏を任命、残り3人と事務総長、企画調整室長などの人事は団長に一任し、後日発表することで大会承認された。副議長、監察委員についても姜議長、洪監察委員長に一任することで了承された。
■辛・前団長が「参政権」特別委員長に
金宰淑団長はまた、地方参政権獲得運動の強化と継続性を図るため、「地方参政権獲得運動・特別委員会」を構成することを提案し、前団長の辛容祥氏を委員長に推戴し、代議員満場一致の拍手で大会承認された。
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洪性仁・監察委員長 |
第46回定期中央大会 三機関長選挙の結果 |
団 長 |
◎金宰淑 |
299 |
河丙ト |
201 |
無 効 |
2 |
総投票数 502 |
議 長 |
◎姜永祐 |
― |
嚴學燮 |
― |
嚴氏辞退のため 姜氏が無投票当選 |
監 察 委員長 |
◎洪性仁 |
206 |
尹隆道 |
178 |
張煕東 |
113 |
総投票数 497 |
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(中央選挙管理委員会確定) |
(2000.03.29 民団新聞)
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