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韓国料理に挑戦

都内の中学で「共生」の企画



 多文化共生をめざす「在日韓国・朝鮮人生徒の教育を考える会」を中心に行われている、連続講座「民族共生教育をめざして」の一環として「共に作り・食べ・語ろう」が19日、大田区立馬込東中学校で開かれ、保護者や生徒など30余人が韓国、中国、フィリピン料理の調理に挑戦した。

 講師は同校の保護者が担当。また、同校の男子生徒4人がスタッフとして参加した。

 メニューは中国料理の「油飯」(中国風おこわ)、フィリピン料理は料理用バナナを春巻きの皮で包み込んで揚げた「トロン」、韓国料理は「チヂミ」と、いずれも家庭で親しまれている料理を紹介した。

 3班に分かれた参加者たちは、和気あいあいとした雰囲気の中、各料理を手際良く完成させていった。

 途中、こんがりと揚がったトロンに食欲をそそられた男性教師から「皆で一つずつつまんじゃだめですかねー」と参加者に呼びかける場面も。

 会食・歓談後には同校3年で中国籍で胡弓演奏家の賈鵬芳を父に持つ賈島さんが「五更調」「もののけ姫」など3曲を披露した。

(2000.03.29 民団新聞)



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