民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
アリラン歌い、老人ホームを慰問

婦人会栃木と長野



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秋には民族衣装で慰問へ

 【栃木】全国の高齢者養護施設を対象に婦人会中央本部(夫順末会長)が昨年から展開している慰問活動が各地で活発に行われている中、婦人会栃木県地方本部(金春枝会長)も22日、役員ら10人が宇都宮市の老人ホーム「ちとせ寮」を訪れ、韓国民謡「アリラン」を歌うなどしてお年寄りを慰労した(写真)。

 在日韓国人団体の「ちとせ寮」慰問はこの日が初めて。100人を数える入所者の半数以上が集会室に集まるなど、期待の高さをうかがわせた。金会長らは持参した色とりどりのレースのハンカチを全員に配り、一人ひとりに激励の言葉をかけていった。

 ちとせ寮の女子職員によれば、慰問団体が入所者の輪の中に入り、親しく話し相手になるのは珍しいこと。あるお年寄りは「うれしくて涙が出る」と婦人会員の手をしばらく離そうとはしなかった。婦人会員が秋にはまた慰問に来ますと約束すると、「待っているよ」との言葉が返ってきた。

 金会長は「入所者からの期待が大きいので、秋にはチョゴリを着て民族舞踊を披露したい」と話していた。


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手作り韓国料理でもてなし

 【長野】婦人会長野・伊那支部(李俊子会長)でも5日、伊那市の養護老人ホーム・みすず寮を慰問し、手作りの韓国料理で入居老人を喜ばせた。

 同支部がみすず寮を訪れるのは今回が初めて。地域との交流を深め、ボランティアに尽力しようと役員ら5人が訪問した。薬飯、チヂミ、ムッなど心を込めた手作り料理を振る舞った。

(2000.03.29 民団新聞)



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