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各地の民族学校で入学式



心ウキウキの新一年生(東京韓学で)

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東京韓学、202人が入学

 東京韓国学校(金龍満校長)の入学式が8日、同校で行われ、初等部56人、中等部82人、高等部64人のあわせて202人が新たに同校に入学した。

 在校生、教職員、父母らのほか入学式には、民団東京本部の夫昇培団長、民団中央本部の鄭夢周文教局長や公館、PTA、同窓会の役員ら多数がお祝いに駆けつけた。

 ここ数年、同校では本国駐在員の子弟が急増し在日同胞の児童・生徒数の減少が指摘されていたが、昨年から日本生まれの在日同胞の入学が増加している。

 この現象には、同校が7年前から始めた、「オリニ土曜学校」の成果が見逃せない。新入生の多くが「土曜学校」出身だ。

 金校長は式辞を通じて「在日同胞の子どもたちが民族意識を持って生きていけるよう民族素養を植え付けることはもちろん、国際化と情報化社会に対応できる人材として育つために、コンピューターや英会話などにも力を入れていく」と話していた。


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京都韓学、野球部効果で急増

 【京都】京都韓国学園(王清一理事長、李虎雄校長)は8日、各地から中学生24人、高校生22人の新入生を迎え、数年ぶりに活気に満ちた入学式となった。

 李校長は「民族学校で青春のエネルギーを燃焼させ大きい夢を育てて下さい」と激励した。

 また民団中央本部の姜永祐議長は、同学園の元校長としての立場から「卒業後は素晴らしい学校だったと思う日が必ずあります」と述べた。

 北海道滝川市の江陵中学から入学してきた金陸君の両親は「胸が詰まるほど感激しています。環境もいいし、民族学校で学べるのがうらやましい」と話していた。


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建国と今後でも入学式

 【大阪】白頭学院・建国学校(李英秀理事長、張成秋校長)で5日行われた入学式には中学生37人、高校生47人が入学した。このほか編入生3人も参列した。張校長は「後悔のない学生生活を送って下さい」と述べた。なお、小学校は7日、幼稚園は10日に入学式を行った。

 一方、7日には金剛学園(朴勝完理事長、李大燦校長)でも入学式が行われ、幼稚部31人、小学校27人、中学校19人、高校11人が、在校生や教師たちの拍手のなか迎えられた。李校長は「有意義な学校生活を送って下さい」と述べた。


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愛知韓学は80余人

 【愛知】名古屋韓国学校(尹大辰校長)の今年度入学式が5、6の両日、各クラス別に行われた。

 5日の入学式には、毎週月・水曜日に授業を受ける80余人の生徒が参加し、今年度のスタートを切った。

 尹校長は「ハングルの学習を通じて韓国のことも知って欲しい」と強調した。また3月に就任した権泰殷理事長も駆けつけ「21世紀の国際化の主役になって欲しい」と激励した。

 金榮中さん(愛知青商前会長)も「昨年もがんばったが、もっと自信を付けたい」と2期目のトライ。

 同校は、本年度も新入生60余人を会わせて約200人が学ぶことになった。

(2000.04.12 民団新聞)



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