青年会中央本部(金昌敏会長)は8、9の両日、東京・麻布の韓国中央会館で第48回全国会長会議を開き、今年度の主要方針などを確認した。
特に主要方針の柱でもある「歴史を伝える運動」について準備を進めていくことを申し合わせた。
同運動は、在日同胞が日本の中で生きていく上で、出自という共通の概念を掘り起こし、青年自らのアイデンティティの確立を図ろうとする運動だ。すでに在日歴も100年になり、3・4世までが存在している現在、ややもすれば途切れつつある一世たちが築き上げてきた在日同胞の生活史を掘り起こし、次世代に伝えていく。
4月から9月までを調査に入る前の準備期間とすることが確認された。期間中、調査モデル地域を選定すると同時に、調査に当たる青年会員自体の歴史観、民族運動の変遷史などの学習が行われる。
選定された地域の在日同胞史を調査・研究し、2001年4月には報告をまとめる。
青年会では調査に当たって、地域の日本市民や同胞などに幅広く呼びかけ、より深い内容にまで踏み込んでいきたい考えだ。
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新人事を発表
青年会の新人事は次の通り(大会選出も含む)。
▽会長=金昌敏
▽副会長=李成鐘、゙壽隆
▽代表監査=李純午
▽監査=金炳樹、゙伯鉉
(敬称略)
(2000.04.19 民団新聞)
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