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◆38線の鉄条網が観光商品に

 京畿道坡州市では南北分断の象徴でもある38度線の非武装地帯(DMZ)から撤去された鉄条網を観光商品として23日から販売開始した。韓国動乱50周年を記念して作られたもので、これまで額縁型1種類だった鉄条網の商品を陶磁器型、スタンド型も加え3種類となった。商品名も「DMZ鉄条網」に変えた。

 新商品は韓半島の地図の上に20センチの鉄条網が休戦線の位置に横切っており、上下には参戦21カ国の国旗と板門店会談場面、板門閣、平和の家の写真などを彫刻している。価格は1〜2万ウォン程度の予定で15万個の限定販売。


◆名前は「ウリ」と「トゥリ」

 南北首脳会談の際に金大中大統領が金正日国防委員長からプレゼントされたつがいの豊山犬2匹の名前をそれぞれ「ウリ」(われわれ)と「トゥリ」(周り)と命名、22日板門店電話通信文を通じて金国防委員長に直接通報した。

 金国防委員長が豊山犬をプレゼントする際、金大統領が命名してほしいと話したという。豊山犬の名は両首脳と南北が共に力を合わせて民族問題をうまく解決しようという意味で名付けた。

 北韓はこうした大統領の電通文メッセージに対する答申を板門店電通文でなく、朝鮮中央放送を通じて送った。

 金大統領は平壌訪問の際、金国防委員長に「平和」と「統一」という名の珍島犬2匹を贈った。


◆「統一宝くじ」発行

 韓国産業銀行の李瑾榮頭取は26日、「北韓に対する投資財源を設けるため統一宝くじを発行する計画だ」とし、「現在、その規模と時期などを統一部と協議中」と明らかにした。

 李氏がこの日、国会財政経済委員会の席で対北韓投資財源を設ける方策についての質問に答えたもので、「対北韓投資によるリスク分散のため、国民が善意的に参加できるよう統一宝くじの発行を昨年から研究・検討してきた」と述べた。

 また李氏は産業銀行の財源で一定規模の「対北韓投資企業支援用ファンド」を設定、初期は300億ウォン規模で発足する一方、北韓のインフラ建設などに備えた財源調達策も研究すると明らかにした。


◆済州の観光客数、今月で200万人

 今年に入り済州道を訪れる国内外の観光客が大幅に急増し、今年の観光客数が今月中にも200万人を突破する見込みだ。昨年より1カ月早いペース。

 これを受け、済州道は28日、200万人目の観光客に歓迎の花束や観光施設無料利用券など記念品を贈る行事を計画中だ。今年に入り今月22日まで、済州道を訪問した観光客は内国人180万人強、外国人約17万人で、前年同期より14・8%増加し、今年の年間観光客誘致目標(410万人)の47・1%を達成した。

(2000.6.28 民団新聞)



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