民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
海や山でわんぱく発揮

各地オリニキャンプたけなわ



民団神奈川本部のオリニサマーキャンプで
韓国凧作りをたのしむ子どもたち

 さあ夏休みだ!同胞児童全員集合。7月20日を前後し、全国の学校で夏休みがスタートした。  さあ夏休みだ!同胞児童全員集合。7月20日を前後し、全国の学校が夏休みがスタートした。このシーズンを活用し、在日同胞児童を対象にしたオリニ(子ども)のサマーキャンプ(林間・臨海学校)が各地の民団や青年会などが主催のもとたけなわだ。各地とも海や山などで趣向をこらした企画でわんぱくぶりを発揮しながら「同胞の仲間」どうしがふれあった。今年は32カ所38カ所で開催を予定している。


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神奈川
力を合わせてカレーライス
班対抗で友情育む

 【神奈川】民団神奈川県本部(黄昌柱団長)が主催するオリニ林間学校は22日から2泊3日間、足柄ふれあいの村で行われ、54人の同胞児童らが参加した。

 同本部は臨海と林間を隔年で行っており、今年は林間学校となった。

 青年会のオッパ、オンニらがリーダーのもと、初日、子どもたちはバスと電車で現地に到着後、入村式につづいてさっそく、神奈川韓国綜合教育院の先生による家庭内で使える簡単な韓国語などを勉強したほか、韓国の凧作りに挑戦した。

 また、2日目の野外炊事では各班ごとに分かれてカレーライスを調理。子どもたちは、力を合わせて”完成”させたカレーライスを汗をかきながら味わった。

 この後、班対抗の韓国かるたなど、レクレーションを楽しんだ後、キャンプファイヤーで友情の輪を広げた。

 同本部では夏休みだけの行事に終わらせることなく、8月下旬に写真交換会を兼ねたオリニパーティを予定している。


オリニたちの元気な
ウリマルが響く青森の林間学校

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青森
プルコギにオリニ大喜び

 【青森】民団青森県本部(朴大宝団長)のオリニサマーキャンプは7月25日から27日までの2泊3日間、野辺地町森林総合センターで行われ、県内の同胞児童と中学生ら40余人が参加した。また、父母や民団役員のほか、国際交流員や韓国出身の講師らも参加し、オリニたちの世話に当たった。

 同本部の臨海学校は民団と婦人会、青年会がスクラムを組んで運営に当たったが、3日間の食事は婦人会のオモニたちが担当し、プルコギ(焼き肉)などでオリニたちを喜ばせた。

 オリニたちは期間中、韓国の童謡やウリマルを学んだほか、ゲームなどのアトラクションを楽しんだ。


東京足立支部では今年も
支部会館を活用した
ウリマル教室を実施した

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東京足立
会館利用してウリマル学ぶ

 東京の在日同胞多住地域、足立と荒川で今年もオリニ夏季学校が始まった。夏休みの午前中を利用してオリニに民族的なふれあいを体験してもらおうと両民団支部が20余年にわたって毎年実施している。

 足立支部の夏季学校は、同支部で7月31日から始まった。今年は傘下の教育特別委員会(金昌浩委員長)による送り迎えが功を奏し、小学生を中心に昨年を上回る33人が登録した。講師として韓国で教員生活を送ったこともある李和淳さんを迎えた。

 韓国語のあいさつと簡単な基礎会話をテーマとした初日から熱の入った授業となった。同支部の夏季学校は5日まで。後半3日間はチャンゴでアリランやペンノリを歌い、演奏するという。これはこれまでになかった試み。開講式には民団足立支部の洪炳基団長があいさつをした。

 なお、民団荒川支部のオリニ夏季学校は1日から同支部で始まった。11日まで開催する。

(2000.08.02 民団新聞)



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