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南北連結、鉄道に加え道路も

韓国が京義線復旧時に建設



 政府は、24日にソウルの南北会談事務局で陳稔財政経済部長官主宰の南北経済協力推進会議第1回会議を開き、軍事境界線をはさんで断絶されたままになっている京義線鉄道(ソウル〜新義州)の復旧工事および鉄道に並行する四車線の南北連結道路の建設工事起工式を9月14日ごろに行い、来年9月初めの同時完工を目指す計画を発表した。

 京義線の断絶区間は20qで、うち、韓国は韓国側12q(ブン山駅から軍事境界線に位置する長湍まで)の工事を担当。北韓側8qについても、協力要請があれば、積極的に検討することにしている。道路は統一大橋から長湍までの区間6q。工事費は、鉄道が547億ウォン(約54億円)、道路が1000億ウォン(約100億円)で、南北協力基金から充当する計画。

 金允起建設交通部長官は「鉄道復元時に軍事境界線非武装地帯内中間地点に共同駅を設置するか、そうでなく南北がそれぞれ別に駅舎を運営するか、今月末に開かれる(南北)長官級会談で北韓側と協議したい」と述べた。国防部の協力を得て、非武装地帯内工事該当区間(約24万坪)の地雷の除去作業が同時に行われる。

(2000.08.30 民団新聞)



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