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余会長から修了証を 受け取るオモニたち |
【大阪】婦人会大阪本部(余玉善会長)の第1回ホームヘルパー二級養成講座修了式が28日、大阪韓国人会館二階で開かれ、30人のオモニに修了証及び認定証を手渡した。
民団大阪本部の姜徳寿副団長、「故郷の家」の尹基理事長、大阪府健康福祉部の横田恵子総括主任、福山喜彦主査ら多数の来賓が見守るなか、余会長はあいさつで「この暑さの中、約3カ月間、1人の脱落者もなく132時間のカリキュラムをやりとげたことは婦人会として誇らしくまことにうれしいこと。みなさんの熱意と努力にただ感激するばかりです」と述べた。
修了証の授与では余会長が1人ひとりのオモニに「厚生省の定めるホームヘルパー養成研修二級課程として、大阪府知事が指定した研修を修了したことをここに証します」と読み上げ激励した。また、自らも29人のオモニ同様に全課程を修了した余会長は最後に大阪府の福山主査から直接表彰された。
受講生を代表して宋成子オモニは「ただ資格を得ただけではなく実践と同時に他の多くの身内や友人にこの事実を知らせ啓蒙する事も大事です」と訴えた。
なお、同講座は今年5月30日に開講し、教科書の学習、「故郷の家」での実習など132時間のカリキュラムがこなされた。
実習経験について、金春子オモニや金判順オモニらは口をそろえて「おむつやお風呂、ごはんのお世話が主です。最初は元気がなかったハルモニたちもだんだん目が輝いてくるんです。なんといっても多少のウリマルが通じることも良かったのでは」と話してから、さらに、「やってあげてるのではなく、やらしてもらってるという精神が重要では」と強調した。
余会長によれば、今回の認定を受けたオモニたちは9月には各地域で週1回の実践活動を行うとのこと。 また、来年には第2回の養成講座を開いていく方針。
福山主査は「2級資格者が1年以上の実務経験を経れば一級のテストを受ける資格を取れます」とも話している。
(2000.08.30 民団新聞)
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