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同胞7000人、「単一旗」ふり大声援

韓国・安東高と大阪朝高の親善サッカー



試合後肩を組んで健闘を
たたえ合う両校イレブン

 【大阪】本国の高校サッカー大会で優勝した安東高校と昨年の大阪高校春季大会で優勝した大阪朝鮮高級学校の親善試合が27日、大阪市東住吉区の長居競技場で行われた。

 約7000人がつめかけたスタンドでは、民団大阪府本部(金昌植団長)と朝鮮総連大阪府本部(呉秀珍委員長)がともに「単一旗」を振りながら声援をおくった。スタンドに陣取った民団、総連系同胞らも「新しい時代を迎えた」と喜びを表していた。

 民団大阪府本部の金団長は「もはや在日同胞のこの流れは止められない。小さな積み重ねを続けながら、より一層の交流を深めたい」と紅潮した面もちで語った。

 また総連大阪府本部の呉委員長も「ついに、くるべき時が来たと実感する。できることから一つひとつ実現することが統一につながっていく」と語った。

 試合は大阪朝鮮高級学校が2-0で勝利を収めたが、試合後は両チームの選手が握手を交わし、肩を組みながら統一を願う歌「ウリエソウォン」を合唱した。

 安東高校の馬淑雄選手は「正直言って、初めて朝鮮高校を訪問したときは、多少の不安を感じたが、今は不安もなく、一緒に統一の歌が歌えるなんて、もう最高です。この感激をそのまま本国に持ち帰ります」と喜びを表していた。

(2000.08.30 民団新聞)



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