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韓日共同製作映画「純愛譜」

7月クランクイン、12月に完成



映画「純愛譜(スネボ)」の1シーン

 韓日初の共同制作映画「純愛譜(スネボ)」の制作発表会見が8日、都内で開かれ、李在容監督、主演の李政宰、橘実里、制作・配給会社シネマサービスの康祐碵代表と宮島秀司・松竹映像企画部長が出席した。

 同映画は、ソウルで平凡な日常に倦怠感を感じている男と、東京で死を夢見る少女が、インターネットの匿名のサイトを通じて偶然出会い、アラスカで新しい運命に遭遇していく愛の物語。

 李監督は韓国の若手監督の中でも将来を嘱望されている新鋭。作品は、韓国で人気を博したデビュー作長編映画「情事」に続く、2作目となる。

 1993年制作会社として設立したシネマサービスは、97年から本格的に配給に進出。韓国で圧倒的なシェアを誇る新進喜悦の会社として注目されている。

主演の李政宰は韓国でも人気だ

 今回の映画制作費は約2億円、うち韓国が約6割、日本が四割出資した。シネマサービスと松竹は1年半前から協議を重ね、7月25日に東京でクランクインした。この後、アラスカロケ、ソウルでの撮影を行い、今年12月の完成を予定している。

 公開は、韓国で今年12月または来年元日(全国80館)、日本でも来年を予定している。

 康代表は「今回を契機に、韓日の映画人や作品の交流を通じて、日本で韓国映画を、韓国で日本映画を応援していきたい」と話した。

 「情事」に主演し、数々の話題作にも出演している李政宰は「両国でいい結果を得られることを願っている」と期待を寄せている。



一人二役を演じた橘実里

(2000.08.30 民団新聞)



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