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◆映画『共同警備区域』が大ヒット

 分断している南北の和解の可能性を探る邦画『共同警備区域JSA』=写真=が、秋夕(韓国の旧盆)に公開された映画の観客動員数記録を塗り替えた。

 9日にロードショー公開されたこの映画は13日までの5日間で観客数がソウルだけで41万人、全国で90万人を記録、邦画・洋画合わせて上映後5日間の最高記録を塗り替えた。

 5日間でのソウル観客数41万人はこれまでの最高記録『ミッション・インポッシブル2』の6日間40万人を上回っている。『共同警備区域JSA』は全国120カ所で上映。ソウルの主要上映館では連休の5日間、全回売り切れを記録した。

 この映画は板門店の共同警備区域内で起きた疑問の銃撃事件の裏に隠された真実をヒューマニズムあふれるドラマで描いている。完成度が高いうえソン・ガンホ、李ヨンエ、李ビョンホンなど人気スターの出演も加勢している。


◆済州、海女の薬代全額無料に

 済州医療院と西帰浦医療院に設置された潜水病専門治療センターに治療に訪れた海女の薬代が全額支援になる。

 済州道は医薬分業実施にともない、潜水診療センターでの薬品提供が廃止されることから薬代金を海女らが別途負担しなくてはならなくなった。これに対処するため、済州道薬剤師会と協議。海女の薬代を別途支援することにした。

 潜水診療センターは海女が職業病である潜水病の治療のために済州道が社会保障的レベルで昨年6月から運営。外診時100%、入院時は本人負担の30%を支援している。道内1万500余人の海女のうち、この1年間に治療に訪れた延べ人数は1万3343人で、これまで済州道が4億7200万ウォンを支援した。


◆大邱で障害者就職フェア

 大邱市と慶尚北道地域の障害者を対象にした就職フェアがこのほど大邱市民運動場室内体育館で開かれる。

 韓国障害者雇用促進公団が主催するもので大邱市、慶尚北道、大邱地方労働庁が後援する。就職フェアは就業情報の提供をはじめ現場で面接も行われる。

 また障害者福祉施策及び雇用安定事業に対する相談、車両所有者に対する無償点検サービスなども行う。


◆城南市が黄松トンネル有料化

 城南市はソウル方面のヤクチン路と国道3号線を連結する南漢山城循環道路の黄松トンネル区間を9月29日から2009年まで有料化する。

 通行料は乗用車と2・5トン未満の貨物車が200ウォン、17人乗以上の乗合車と以上40tトンまでの貨物車は300ウォン。

 城南市関係者によると事業費120億ウォン中、80億ウォンを通行料で負担するため有料化が不回避になったという。

(2000.09.20 民団新聞)



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