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定員上回る人気

新韓学会の韓国語講座



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自治体と共同開催、3倍の申請者

 新韓学会(文聖漢会長)の後押しを受けて、都内及び首都圏の自治体が10月から相次いで韓国語講座を開設し始めた。テキスト代を除く費用は無料とあって人気も上々。募集人員の二〜三倍に相当する申し込みがあり、やむなく受講者を制限しているところも出ている。

 目黒区内での講座は、新韓学会と目黒区教育委員会との共催で2日から守屋教育会館で始まった。一クラス30人余りの募集定員だったが、8月20日から区の広報を通じて募集したところ1日で32人の申し込みがあった。募集締め切りまでに100人を軽くオーバーしそうな勢いに、新韓学会では60人で募集を打ち切ったと話している。

 また、中野区国際交流協会と共催して3日から同商工会館内で始まった講座も20人の定員を上回り、25人で締め切った後も受講希望者からの問い合わせが続いているという。同国際交流協会では「あっという間にいっぱいになってしまいました。締め切っても申し込みが続いています」と反響の大きさにびっくりしている。申し込み者は60人を超えたという。

 このほか、千葉県では市川市公民館で11月1日から、埼玉県久喜市でも来年4月からの開講が決まっている。

 各地での韓国語講座開講は在日同胞二、三世に対する民族教育、並びに韓日関係の友好発展を願って、新韓学会が今年5月の総会で2000年度から2001年度にかけての活動綱領として打ち出していたもの。講師は会員の留学生がボランテイアで担うことを確認している。

 文会長(41)は「民団と新韓学会、日本の役所との三本立てで、民団が韓国語講座を開設していない空白地域を埋めていきたい。今年は年度途中だったために自治体も会場確保が十分できなかったが、来年4月以降はもっと広がるでしょう」と話している。

(2000.10.05 民団新聞)



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