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奈良の民団と総連、協議機構開設へ

ワンコリアマダンで合意



 【奈良】民団奈良県本部(金吉龍団長)と朝鮮総連奈良県本部(朴勉委員長)共催の「南北共同宣言支持奈良県ワンコリアマダン」が9月30日、奈良市内の会場で開かれた。

 詰めかけた約300人の団員、総連関係者、婦人部のオモニらを前に金団長が「在日同胞は解放後まもなく、理念の違いから離ればなれになった。しかし、それさえなければわれわれは仲間だ。今後は仲間として合意できるものから一つひとつ実現化させていこう」と呼びかけたのに続いて、朴委員長も「南北の共同宣言以来、離散家族の相互訪問など、次々と行われる各事業を大歓迎する。この歴史的な成果の積み重ねが、必ずや民族の統一実現化に拍車をかけるだろう」と力強く話した。

 あいさつの後、(1)県下各地域で合意できる民族的諸課題を実現するための共同行動を展開する(2)全県全同胞的フェスティバルの開催実現化(3)両本部で協議機構を立ち上げる―などの合意書が発表された。

(2000.10.05 民団新聞)



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