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在日同胞の和合、墓前に誓う

望郷の丘で合同慰霊祭



 【ソウル】在日同胞をはじめ、祖国への想いを胸にしながら海外で亡くなった同胞の遺骨が安置されている国立の公園墓地「望郷の丘」(韓国忠清南道天安市)で2日、「第25回望郷祭(合同慰霊祭)」が日本からの遺族をはじめ、韓国政府関係者や民団役員などの関係者ら300余人が参列して開催された。

 また、第25回の節目を期して三重県下の民団・韓商・日韓親善協会の墓参団も参列した。

 慰霊祭は、宗教別追悼儀式の後、保健福祉部長官の追念辞(厳永振社会福祉政策室長代読)に続いて追悼辞を民団中央本部の金宰淑団長、忠清南道知事(代読)が述べた。金中央団長は、近況報告として6月の南北共同宣言の精神に則り、在日同胞社会の和合と交流を積極的に推進していくことを誓うともに祖国の地で安心して眠ってほしいと述べ、遺族をはじめ関係者に慰労の言葉を贈った。


合同碑前で慰霊祭を行う
三重の墓参団

◆三重県墓参団、合同碑を参拝

 望郷祭に参列した「三重県在日韓国人無縁仏墓参団」一行31人は、望郷祭に引き続き、三重の民団・韓商・日韓親善協会の3団体で建立した合同碑の前で慰霊祭を執り行い、参列者一人ひとりが参拝した。

 姜勝煕三重本部団長は「今年が埋葬して20周年、そして望郷祭も25回目を迎えることもあって、合同碑を建立した3団体で墓参団を募った」と述べ、英霊の冥福を祈った。

(2000.10.05 民団新聞)



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