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尹奉吉義士の精神を今に継承

民団石川が記念碑前で慰霊祭



記念碑前で尹義士の功績を聞く
民団金沢支部の若手執行部

 【石川】日帝の植民地支配の圧制に非をならし、上海の虹口公園で開かれた「天長節兼戦勝記念式典」で爆弾を投げた独立闘士・尹奉吉義士の慰霊祭が12日、金沢市の野田山墓地で開かれた。

 尹義士の墓がある同墓地には、92年4月に民団の石川県本部と中央本部が中心となって尹義士殉国記念碑を建立した。これまで金沢在住の同胞が自主的に墓と碑を弔ってきたが。今年は民団金沢支部(李春一支団長)が二、三世の若手執行部に移行したため、尹義士の義挙を後世に語り継がなければならないと、記念碑引き継ぎの役割を兼ねて行われた。

 民団から成奎昌県本部団長、鄭栄煥同監察委員長、李金沢支部支団長ら三機関役員、婦人会員らが記念碑に献花し、黙〓を捧げた。成団長は記念碑建立の経緯と歴史的背景について説明し「後世に継承されなければならない」と強調した。

 ほとんどの役員が初めて聞く話に感動を新たにしていた。また2年後の建立十周年には、尹義士の思いを引き継ぐ内容の集いを企画したいと決意を語っていた。

(2000.10.05 民団新聞)



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